- 「早く赤ちゃんが欲しい」
- 「辛い病院通いを続けている」
- 「家族の期待に応えなければ…」
お気持ちを察するに…余りあります。
なぜ妊娠しにくいのでしょうか?
その理由を、東洋医学では「赤ちゃんを迎える準備が整っていないから」と考えます。
現代は、人間関係などのストレス、夜更かし、空調による冷え、寝る前のスマホなど体の状態を悪くしてしまう環境でいっぱいです。
その結果、下記のような変調が生じやすくなります。
●腎の弱り
●気や血の不足
●血の滞り
●肝の高ぶり
●体の内側こもった熱
●不要に溜まった水分
厳密に言うと、もっと細かく分けることができます。
また、複数の変調が絡み合っていることも少なくありません。
当院の「赤ちゃんを迎える準備を整える施術」は「3本立て」です。
この3本は、準備を整えるために切っても切れない関係にあります。
●気、血の巡りの良さ(肉体面)
●心持ち(精神面)
●日常の過ごし方(養生法)
この3つ(肉体・精神・養生)がそろうことで、赤ちゃんが育ちやすい環境が、よりスピーディに、より強固に整えられると当院では考えています。
そこで当院では3つそれぞれに対して、次のような施術を行なっています。
気、血の巡りの良さ(肉体面)への施術が目指すものは次の通りです。
●腎の弱りには、腎を温める
●気や血の不足には、気、血を補う
●液の滞りには、滞りを取り除き、血液を巡らしやすくする
●肝の高ぶりには、気を降ろし、腎も補うことで、さらに高ぶりを鎮める
●体内にこもった熱には、その熱を取り除きながら、外側と内側の交流をスムーズにする
●不要に溜まった水分には、水分の排泄を促しながら、水分排泄に関する内臓のバックアップを行なう
●複数が絡み合った場合には除き易いものから順に取り除いていく
そして同時に、月経周期(月経期・卵胞期・排卵期・黄体期)に合わせた施術を行なう。
このようにして、赤ちゃんにとって居心地の良いお体作りのお手伝いをします。
東洋医学にホルモンや自律神経という概念はありません。
けれども気血の巡りが良くなりお体のバランスが整うことで、自然に女性ホルモンも自律神経も整っていきます。
心持ち(精神面)への施術が目指すものは次の通りです。
「心持ち」でも大切なのは「気、血の巡りの良さ」です。
何故なら、気、血が健全な精神を支えるからです。
気と血の巡りが良くなることによって、ストレスが掛かった時でも体への影響を小さくすることができます。
また東洋医学の古典書には、怒り、悲しみ、思い過ぎなど、感情によって、傷つける内臓が異なることが書かれています。
例えば、怒は肝を傷めます。
肝は子宮・卵巣との関わりが深い臓ですから、怒ると子宮・卵巣の環境を悪くしてしまいます。
では誰かに腹が立つ時はどうしたら良いのでしょうか?そのような時の「心持ち」のお話もさせて頂きます。
また、日ごろのストレスや不安に思うことも聞かせて下さい。
当院で伺ったお話を外部の人に漏らすことはありません。
ですから当院の中では「良い人」である必要は無いのです。
思い切り気持ちをぶちまけることで、心の重荷が軽くなります。
また、他の方のご体験(個人が特定できない形で)の話をさせて頂いたり、相手の立場に立つ疑似体験をして感じて頂いたりすることもあります。
本音というのは、なかなか自分だけでは気付きにくいものです。
ですが、自分で気付くと、それはご自身の力になります。
「ここに来て良かったです。こんなに話を聞いてもらえる所、今までありませんでした」
「私の状態に合ったアドバイスでまた、元気になれる!ウキウキ感まで出てきました」
と、ご好評いただいています。
日常の過ごし方(養生法)については次の通りです。
赤ちゃんを迎える準備が整わない理由の多くは日常の習慣の中にあります。
習慣が邪魔をしているなら、それを変えていく必要もあるのです。
養生法をお伝えする場合、色々なことをお話します。
「えっ!?そんなに色々あるの?」と思われる方が居られるかも知れません。
それなのに、なぜ色々お話するのでしょうか?
それは人によって「取り入れやすい習慣」「止めやすい習慣」が異なるからです。
意外に思われるかも知れませんが、大切なことの2つ目の「心持ち」も習慣によって作りだされている場合があります。
当院では、色々お話させて頂く中から、「まずはひとつ」をお薦めしています。
もちろん複数を平行して変えていけるなら、それに越したことはありません。
ですが、あれもこれもと頑張ってみたけれど、結局続かず元に戻ってしまうのでは、リバウンドするダイエットに似て、意味がありません。
患者様の中には「試しに4日間続けてみたら体の変化が感じられて、うれしくなって続ける気になった」という方もおられます。
その患者様は「無理なく続けられること」が、どんどん増えています。
「試してみたけど、やりにくい」場合は遠慮されず教えて下さい。
一緒に「どうしたら上手くいくか?」考えたいと思います。
「まずはひとつ」が、「赤ちゃんを迎える準備」の大きな一歩になります。